大西麻貴スタジオ 2022年度春学期

客間をもつ大きなまとまり

前本哲志(M2)

一つ一つの家がまちの人や、まちを訪ねてくる人を迎え入れるための空間をもつということから、そのまちでくらす人同士が多様に関係しあう、おおらかな人々のまとまりをつくること。家がもつ小さな客間から始まり、いくつかの家で持つ客間、街全体で持つ大きな客間など、様々なスケールの客間を少しづつ設計していくことで、戸建て住宅が集まるまちの立面も仲間のようにまとまりのあるものへと変わっていくことを考える。また、くらしの中で実用空間と非実用空間のどちらももつことによって生活を律する、そのための空間として客間を設計した。