大西麻貴スタジオ 2022年度春学期

自分の足で歩き続ける

大月奈子(M1)

田舎の農村集落であるこの村では、今までの農家の仕組みは崩れつつあるが、実は技能実習生やケアワーカー、田畑を借りて農業をしに来る人など、新しく色々な人が出入りしている。彼らは家ごとの事情に合わせてやってきて、関係はその家ごとに完結する。村の中で、家族が減って使いこなせなくなった家の空間を開き、各家の中で完結していた手すりなどの「建築未満の要素」を外へと伸ばすことで、新たな関係が生まれる。