藤原徹平スタジオ 2023年度秋学期

マチを透す産業教育

葛谷 寧鵬 (M1)
「マチを透す産業教育」 ~カワを見出してマチ全体が学び環境となる新しいあたりまえの日常~
神奈川県立工業高校から横浜中央卸売市場までの環境を敷地とします。産業とくらしが途切れた現状は、用途地域に関係なく計画できる工業高校を再考することで繋ぎなおすことができます。工業高校がものづくりの場として都市に展開し、まち全体を学びの環境に変えていきます。同時に既存の衰退産業(今回はスケート靴製造と問屋)と結びついた工業高校が生活のかたわらにあることでいつの間にか学んでいる日常をまちの中に透していきます。滝の川、緑道、公園が線形に用途地域を横断している歩行空間を永いかたちとして見出しました。ウォーカブルな身体性とそれに伴った流動性のあるマチを設計しました。