藤原徹平スタジオ 2023年度秋学期

大きな工園

研谷 航輝 (M1)

「大きな工園」

近世以前、共同体の暮らし(住)と産業(工)は一致していた。近代に入ると、産業の巨大化・多様化によって「住」と「工」は分離していった。工場建設によって繁栄を遂げた興行都市も相次ぐ工場の閉鎖・縮小によって衰退の一途を辿っている。機能不全化してもクリアランスできない近代の工場を、現代の中で「人」の暮らしと再編し、新たな「工場共同体」のあり方を提案する。