「サヴォワ邸 再読」展/経験の構築

2026.02.07

横浜国立大学大学院/建築都市スクール Y-GSAが2025年度に進めてきた、ル・コルビュジエによる設計の〈サヴォワ邸〉(1931年竣工)に関する研究の展示を、3月3日(火)より東京・南青山の新建築書店 | POST architecture booksにて開催します。

横浜国立大学大学院/建築都市スクールY-GSAでは、2022年度より妹島和世氏の指導のもと、近現代の名作建築を対象とした「再読」ワークショップを継続しています。「再読」とは、既存の建築を多角的に分析・再解釈し、現代において継承すべき空間の本質や建築的手法を探求する試みです。

今年度の対象は、ル・コルビュジエが設計した、フランス・ポワッシーにある《サヴォワ邸》(1931年竣工)です。本作はル・コルビュジエが提唱した〈新しい建築のための5つの要点〉を象徴する建築として広く知られています。一方で、建築の中心に人間を据えた〈建築的散策路(プロムナード)〉が高度に具現化されており、現代でも色褪せない空間的な新しさに満たされた建築という側面もあります。私たちはそのような身体的な空間の連続性に着目し、スロープや階段による螺旋運動や、構成秩序からの意図的な逸脱といった仕掛けの研究を通して、いかにしてそれらの豊かな〈経験〉が〈構築〉されているのか明らかにすることを試みました。

再読研究の成果として作成した1/20の全体模型と1/10の部分模型、実測調査による図面などを巡る中で、《サヴォワ邸》での経験が構築されていくような、発見に満たされた機会になれば幸いです。

■展覧会概要

会期:2026年3月3日(火)~ 3月15日(日)※月曜定休
入場料:無料
開場時間:12:00-20:00
会場:新建築書店 | POST architecture books
   〒107-0062 東京都港区南青山2丁目19-14
企画:横浜国立大学大学院/建築都市スクールY-GSA

※追記
会期中3月14日(土)に記念シンポジウムを開催する運びとなりました。
つきましてはこの日は15:30に閉場いたします。予めご了承ください。
シンポジウムの詳細はこちら

■クレジット

調査研究・展覧会制作

妹島和世(横浜国立大学 名誉教授)
富永讓(横浜国立大学都市科学部 非常勤講師)
西沢立衛(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y-GSA 教授)
寺田真理子(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y-GSA 准教授)
小田切駿(横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院Y-GSA 設計助手)
鈴木菜摘(SANAA)

浮田有我志、衣笠恭平、熊谷風音、坂口隼平、佐藤光、大道菜々花、陳乃綸、前田大輝、矢部完太郎、山本莞太
(以上、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府Y-GSA 修士課程)